「生活」

気学を学ぶ基礎は、先ず自分の「本命星」を知る事であります。
次に「月命星」を知って、本命星、月命星の重なり合う共通の「相性星」を割り出し「最大吉方」とする。例えば、昭和21年生まれですと「九紫火星」となります。月命星は、9月生まれですので「七赤金星」となり、火星・金星の共通の重なる吉方(相性)は「土性」となりますので、最大吉方は「八白土性・二黒土星」となります。相性の「吉」が重なり合うがゆえに「最大吉方」呼びます。

五黄土星はどうするんだ?、方位方角としては「五黄殺」となり「凶方」となりますので除きます、しかし相性としては吉ですので、その関係は大事に取り入れていきます。お解りでしょうか?、(解んないだろうね。)

どうぞ、セミナーへおいで下さい。これが判らなければ、次に進めません。
その上で、社会活動の得意技「同会」を知り、隠れた能力「傾斜」を理解して、廻座する日盤、月盤、年盤を学んでいく事から始まります。

相性の関係や、相剋の関係を捉えて「吉方取り」を身に着けていく。
簡単に言えば「幸せの最短距離」を自分で学んでいく事であります。

大聖釈尊は、あらゆる関係性、人や社会の恩恵、天地の賜りもの、それらを『縁起』と呼び、「八正道」を説いて自分自身の安住の居場所「正定」への修行を示しました。

気学では、『縁』の織りなすコラボレーションを「生活」と言う。
「生きる力」パワーを「生」と言い、「活かす力」ホースを「活」を結んで『生活』の言葉を生んだ。

稀しくも、今年の五月から元号を「令和」と呼ぶ事となった。

真に素晴らしく嬉しい限りである。「令」とは、・・たらしめる。・・せしめる。と言う意味を言い、自分や個々の人や、万物に齎される恵みや恩恵、有機体全体の相関関係をいい、更には社会との構造の一つ一つから蒙る「お蔭」を言うのだろうと言える。

そして、「和」とは自分に齎され加わってくる来る事を言うのだろう。

算数の計算で1+100=101となるが、その言い方は『和』を求めよと設問される、つまり、チャンと加わらなければ、101とはならず、「和」は成立しない。

どうだろう。私たちは自分自身の生命の成立や生活の中に、どれだけ齎されたもの(令)を、自分の生命、生活、成長の「和」として来たであろうか?。

自分自身、多くの蒙る恩恵を見過ごし、賜るお蔭に気づかず、有り余る知識を逃し、幸せのチャンスさえ取り損ねて来たことか、あまりにも勿体ない生き方だったろうか、多くのお蔭さまを知らず、つまらない感情からあるものを嫌い、時には知りえない情報知識を「関係ねえや」と切り捨て、そしらぬ態度で見過ごす。

足し算どころか、引き算に引き算を繰り返して、100+1=101どころか、49、89、にしかならない人生ではないだろうか。

どれだけ天命に背き、宿命を蔑ろにして来たことか。

当然使命すら理解せず、運命さえ捉えず、単に欲望の奴隷と仲良しだったのだろうか。恥ずかしい限りである。

テレビや新聞に「令和の新時代」を生きる論評が色々語られているが、オイオイ大丈夫かい?。何が「平和」なの、何で「麗しい」なの。どうして「花ひらく」と言うのか、さっぱり解らない。まさか戦争回避の話や、政令公布の用語に使われない事を願うばかりである。

万法気学で私がやろうとしていることは、一言で言うと「人生を良くする事」であります。

昔から日本人の多くは長寿を願い健康を願ってきた。それを果たした現在、老人はどうであろう。果たして「幸せなのだろうか?」。後期高齢者と呼ばれ、年金生活者と言う。中には裕福な人もいる。しかし、子供たちは?、遠く離れたり、核家族化も進んでいる。少子化の現象か?、後継者の問題もあり、断絶の時代は加速してきている。独居老人も増加し、40歳代の未婚者やバツイチの増加、老いも若きもどんどん孤独になっていく。更に不就労の数は61万人になっている。そんな中で100歳時代を生きて行かなければならない。

私は、「最高に良い人生を生きたい。」

むかし、むかし、大成した老人を「長者・長老・翁」と呼んだ。

今どうでしょう、あまり見当たらない。絶滅危惧種となっている。 「知識、情報、技術の徳」、「人間性豊かな仁愛の徳」、「健康で裕福な徳」この三つを備えた人を「長者」と言うそうだ。別の言い方では『福禄寿』と言う。この三徳を自分の人生で実現したい。かなり「やる気満々」だ。その修行の為には、怒らない修行、待つ修行、全てから学ぶ修行を肝に銘じている。

でも、息抜きの上手さもかなり際立つ。楽しい幸せな人生であります。

親愛なる皆様、好いご縁をありがとうございます。